「ランチア・デルタHF」やAMA SBKにインスパイアを受けたインディアン「FTR」最新カスタム 「FTR AMA」公開

米国のバイクメーカー「インディアンモーターサイクル」は、スポーティな走行性を実現したネイキッドモデル「FTR」をベースにした最新カスタム「FTR AMA」を公開しました。どのようなカスタムなのでしょうか。

様々な要素を取り込んだレーシーなカスタムバイク

 米国のバイクメーカー「インディアンモーターサイクル」は、スポーティな走行性を実現した「FTR」シリーズをベースにした最新カスタム「FTR AMA」を公開しました。

インディアンモーターサイクル「FTR」をベースにWorkhorse Speed Shopが製作したカスタムバイク「FTR AMA」
インディアンモーターサイクル「FTR」をベースにWorkhorse Speed Shopが製作したカスタムバイク「FTR AMA」

 インディアンモーターサイクルがラインナップするFTRシリーズは、オーバルコースを周回するフラットトラックレースで活躍する競技車両「FTR750」のイメージを踏襲したモデルで、最高出力123hp、最大トルク120Nmを発揮する1203ccの水冷Vツインエンジンを搭載する大型ネイキッドモデルです。

 新たに公開されたカスタム「FTR AMA」は、ベルギーのWorkhorse Speed Shopによる一台で、1980年代のAMA スーバーバイク選手権でに活躍した車両やラリーで活躍した「ランチア・デルタHF」、耐久レースで活躍した競技車両やマッスルバイクにインスパイアを受け製作されています。

インディアンモーターサイクル「FTR」をベースにWorkhorse Speed Shopが製作したカスタムバイク「FTR AMA」
インディアンモーターサイクル「FTR」をベースにWorkhorse Speed Shopが製作したカスタムバイク「FTR AMA」

 様々なエッセンスを盛り込んだ、FTR AMAでは製作時にFTRのシャーシを3Dスキャンし、それをもとに外装類などをCAD(コンピューター)で設計。フロントプレートやシートパン、テールライト、バッテリー(これは耐久二輪にちなんで後方に移動させた)を保持するなどはモジュールなど、ボディパーツを3Dプリントしカーボンファイバーで補強しています。

 また、FTR AMAではフロント周りにオーリンズ製サスペンションとボルドール製750ccヨークレプリカ(トリプルツリー)、リアにはオリジナルのアルミ製スイングアームとオーリンズ製サスペンションを採用。

ランチア・デルタHF インテグラーレEVO Martini gr.4 (1992)
ランチア・デルタHF インテグラーレEVO Martini gr.4 (1992)

 ランチアの競技車両が装備していたものをイメージし、イタリアのショップ「JoNich Wheels」が製作したカスタムホイール、マルティーニ・レーシングのスポンサードチームの車両に採用されているマルティーニ・ストライプをイメージした外装色を取り入れることで、レースで使用される車両のような雰囲気へと仕上げられています。

 なお、インディアンモーターサイクルの発表によると、Workhorse Speed Shopはもう一台のカスタムバイク「Black Swan」を2022年内に発表する予定です。

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