二輪免許を取得したい!教習所選びのコツとは

コロナ禍での三密回避といった点などから、バイクが大きな注目を集めており、二輪免許の取得を考えている人も増加しています。そこで、自分に合った教習所を選ぶ際のポイントをご紹介します。

教習所選びのポイントとは?

 教習所には、大きく分けて公認教習所と非公認教習所の2種類が存在します。

教習所で二輪免許を取得する様子
教習所で二輪免許を取得する様子

 公認教習所は、公安委員会から指定を受けた教習所のことで、正式には指定自動車教習所と呼ばれ、認定校と記載されている場合もあります。

 免許を取得する際にほとんどの人が利用するのが、この公認教習所。公認教習所での卒業検定に合格すると、卒業証書が発行され、この卒業証書を免許センターに持っていくことで、運転免許試験のうち技能試験が免除されます。

 一方の非公認教習所には、特定届出自動車教習所や届出自動車教習所、指定外自動車教習所が存在。これらに共通していることは、非公認教習所に通っても免許センターで技能試験が免除されないこと。

 非公認教習所は公認教習所と比べて費用が安く、短い期間で免許を取得できる可能性があるというメリットはあるものの、技能試験を免許センターで受けなければならない点は、大きなデメリットといえるかもしれません。

教習所で二輪免許を取得するイメージ
教習所で二輪免許を取得するイメージ

 そのため本記事では公認教習所にしぼって、自分に合った教習所選びのポイントをまとめました。まず、公認教習所で免許の取得を決めたら、通学か合宿かを選びます。ちなみに通学と合宿、どちらを選んでも教習内容や教習時限数に違いはありません。

 仕事などでまとまった日数を取れない場合は、通学を選ぶと良いでしょう。通学の場合は、自分の都合に合わせて教習のスケジュールを決めることができます。

 まとまった時間が取れるのであれば、合宿も選択肢のひとつ。合宿の場合、最短で免許が取得できるように、あらかじめ教習所側でスケジュールが決められているため、時間に無駄がありません。また、通学に比べて料金が安い場合が多く、短期間で一気に免許が取得できる点が最大の魅力。加えて、教習の合間には旅行気分を味わうことができる点も、嬉しいポイントです。

免許の種類によっても違う教習所選び

 続いて、取得する免許の種類も、チェックするポイントとして挙げられます。イクの免許には、原付免許、小型限定普通二輪免許、AT小型限定普通二輪免許、普通二輪免許、AT限定普通二輪免許、大型二輪免許、AT限定大型二輪免許の7種類があります。

教習所のイメージ
教習所のイメージ

 免許によって運転できるバイクが異なるため、免許取得後に運転したいと思っているバイクに合わせて、取得する免許の種類を決めましょう。教習所によっては扱っていない免許もあるため、自分が取得したい免許の教習をおこなっている教習所を選ぶ必要があります。

 また教習所選びでは、卒業までにかかる費用の確認も大切です。公認教習所であれば、どの教習所を選んでも教習内容や教習時限数に違いはありません。しかし、入学金や教習料金、検定料金、その他の諸費用などは、教習所によって異なるので要注意。

入学金や教習料金、検定料金、その他の諸費用などは、教習所によって異なるので事前に問い合わせましょう
入学金や教習料金、検定料金、その他の諸費用などは、教習所によって異なるので事前に問い合わせましょう

 分割払いやクレジットカード払いなどを希望する人は、それらの支払い方法に対応しているかどうかも忘れずに確認する必要があります。また、技能教習の延長料金や再検定料、検定補習料などをあらかじめパッケージにして、追加料金がかからないプランのある教習所も存在。技能教習に自信のない人は、こういったプランを利用すると追加でかかる費用の心配がなくなり安心です。

 ほかにも、自宅や職場などからのアクセスの良さも重要。免許の種類によって、必要な教習の時限数は異なりますが、いずれにしても何度も教習所に通うことになるため、通いやすい場所にある教習所を選ぶと良いでしょう。たとえ料金が安くて評判のよい教習所であったとしても、アクセスが不便な場所では、途中で通うのが嫌になってしまうこともあるかもしれません。

教習所が運航する送迎バス(写真:レインボーモータースクール)
教習所が運航する送迎バス(写真:レインボーモータースクール)

 クルマで教習所に通うことを考えているのであれば、駐車場が十分にあるかどうかもポイントです。最寄り駅などから、送迎車を運行している教習所も多いため、必要な人はチェックしておきましょう。

 教習所に毎日通うことができない人や、通える時間帯に制限がある人は、教習や検定が、自分の通える曜日や時間帯におこなわれていることを確認しておくことも重要。

 教習所の営業時間内であっても、必要な教習や検定が希望する時間帯におこなわれているとは限りません。
特に、教習所の閑散期にあたる場合には、教習や検定がおこなわれる日時が限られることもあるので、注意しましょう。

技能教習を受ける際は、予約が取りやすい時間帯を問い合わせてみましょう
技能教習を受ける際は、予約が取りやすい時間帯を問い合わせてみましょう

 さらに、技能教習を受ける際は、どの教習所でも事前に予約を取ることが必須です。しかし、利用者の多い教習所では、希望の時間帯に予約が取りづらいことも。例えば平日の夜間など、利用者が集中する時間帯は、予約がなかなか取れません。

 予約が取れないほど混雑していると、次の技能教習までに前回覚えたことを忘れてしまう場合や、免許の取得に時間がかかってしまい、モチベーションが下がってしまう場合も考えられるので、教習所に問い合わせる際には、予約の取りやすさについても質問すると良いでしょう。

 最後に重要となるのは、教習所の雰囲気です。無料託児サービスを用意し、子どもがいる人にも配慮した教習所や、女性の指導員が多く、女性も安心して教習が受けられる教習所、清潔なトイレを備えており、快適に過ごすことができる教習所など、教習所によって雰囲気やサービスはさまざまです。

 気になる人は、実際に教習所を訪れてみて、雰囲気を確認すると良いかもしれません。

【画像】教習所でバイクの免許を取得する様子を画像で見る(7枚)

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