これぞ原二スクーター! ホンダ「ディオ110」はレトロなビジュアルとハイテクな内面を併せ持った最強シティ-コミューター
通勤通学や日常の足として、幅広い層から高い人気を得る原二スクーター。その代表ともいえる、ホンダ「ディオ110」の2021年モデルに試乗しました。
軽くて速くてラクチン
原付二種は、総排気量50cc以上125cc以下のモデルに乗れる免許区分で、原付一種との違いは、二段階右折や30km/h規制が無いことに加え、乗車定員2名のモデルならふたり乗りも可能なこと。普通二輪に比べても、税金や保険がリーズナブルなど、日常の足として所有するハードルが低く、コストパフォーマンスに優れている点が魅力です。
今回は、そんな最強のシティーコミューターとしてホンダがラインナップする、「ディオ110」の2021年モデルに試乗しました。

ディオが登場したのは1988年。初代モデルは50㏄の原付一種モデルでしたが、その派生車種として2011年に登場したのが、原付二種モデルとなったディオ110でした。
初代モデルのコンセプトはニュー・スタンダード・コミューター。そこから約10年の時を経て今回試乗させてもらったのは、その3代目モデルですが、2度のフルモデルチェンジを経ているにもかかわらず、外観に大きな変化はありません。
そんなディオの第一印象は、「そうそう!これこそ、原二スクーター!!」。

最近、各社が挙って大きな原二モデルをラインナップしていますが、やっぱりディオのこのサイズ感と気軽さこそが、原二スクーターの真骨頂だと思うのです。もちろん車体の大きな原二スクーターにも、それぞれ違った魅力があり、乗ってみると楽しいことは否定できません。
でもでも、よく考えて!高速道路に乗れない=一般的な学生や社会人が遠出に使うことは難しく、ちょっとそこまでの日常の足に、普通二輪レベルの労力が必要な取り回しは、便利とはいえないんじゃなかろうか?と思ってしまうのです。
そのため、私(先川知香)にとって原二モデルのなかでも特にスクーターは、車体の軽さやコンパクトさ、取り回しの気軽さが最重要事項。

そして正常進化を果たしながらも、私的原付二種スクーター最大のメリットを守り続けてきたディオ110は、理想の原二モデルといっても過言ではありません。しかも、見た目こそ大きく変わっていませんが、この現行型ディオ110に搭載されている排気量109ccの空冷4ストロークOHC単気筒エンジンは、圧縮比を高めたコンパクトな燃焼室とエンジンのロングストローク化により燃費性能が高められ、力強い走りと環境性能を高次元で両立させた新開発エンジン。
さらに、Honda SMART KeyシステムやECOインジケーターが採用されるなど、最新のテクノロジーが満載で、中身は驚くべき進化を果たしているのです。
原二スクーター最大のメリットはそのままに中身はインテリなんて、その無駄なマウントを取ろうとしない控えめな姿勢も私好み。そのままでい続けて欲しい、貴重な存在です。











