理由を説明できる? 国際免許が必要ない国がある訳
一般的に、海外でもバイクやクルマを運転するためには「国際免許」が必要です。しかし例外として、国際免許が必要ない国もあるのですが、一体なぜなのでしょうか。その理由を解説します。
そもそも国際免許って?
海外へ出張や旅行に行く際に、クルマやバイクに乗りたいと考える人は多いと思います。こういった場合、「国際免許」が必要です。国際免許は、正式名称を国際免許(International Driving Permit)。海外でクルマやバイクを運転するために必要な免許ですが、国際免許だけでは、クルマやバイクを運転することはできないため、国際免許に加えて自身の運転免許証とパスポートが必要となります。

そもそも国際免許で運転できる国は、ジュネーヴ条約で決められた約90か国に限られています。
国際免許には、自身が取得している車両区分に応じて、AからEまでのランクが設定されており、Aランクがバイクの免許に相当します。
Aランクは「二輪の自動車(側車付きのものを含む)、身体障害者用車両及び空車状態における重量が400キログラム(900ポンド)をこえない三輪の自動車」。これを日本国内の免許証に当てはめると、大型自動二輪車、普通自動二輪車及び原動機付自転車に該当します。
つまり、日本で普通自動二輪小型限定以上の免許を所持している人なら、国際免許を取得することで、海外ではバイクにも乗ることが可能というわけ。国際免許には排気量の規定はないため、原付しか乗ったことがない人でも大型バイクに乗ることが可能です。
なお、国際免許は住民票を置いている市町村が管轄する運転免許試験場で、取得することができます。
国際免許が必要のない国があるのはなぜ?
先述したように、国際免許で走行できる国はジュネーヴ条約に加入している国に限られています。しかし、加入していない国のなかには、観光地として人気の高いドイツやスイスなどもあります。
では、ジュネーヴ条約に加入していないドイツやスイスでは運転をすることはできないのでしょうか。

結論からいうと、スイスやドイツでは利便性を重視して独自の法律や条約が制定されていることから、国際免許が不要となっています。スイスやドイツはウィーン道路交通条約に加盟しています。そこで日本は、双方の利便性を重視して、それぞれの国と二国間道路交通協定というものを締結しています。
ただ、国際免許は不要ではありますが、ドイツ連邦共和国大使館・総領事館や二国で実際に運転する際は、日本の免許証と認証翻訳が必要。認証翻訳とは、免許証などの公的な書類に書かれている日本語を翻訳したものが正式なものだという証明書のようなものです。
ちなみに、人気の高い観光地であるハワイでも、国際免許は不要でクルマに乗ることが可能。実際、在ホノルル日本国総領事館のHPには、「ハワイ州では、入国後1年以内に限り、有効な日本の自動車運転免許証で自動車を運転することができます」と記載されています。
ハワイでレンタカーを借りる場合は、自身の運転免許証とクレジットカード、入国後1年以内であることを証明するためのパスポートが必要。

また、ハワイ州以外にも、グアム、サイパンでも、運転免許証のみで運転することができます。ただし、グアム、サイパンともに、上記の条件でクルマを運転できるのは、入国後30日以内となっているため、長期滞在する人は注意が必要です。
このように、国際免許なしでクルマを運転できる国は意外と多くあります。しかし、現地で交通事故や交通違反などのトラブルに巻き込まれた際に、ほとんどの現地の警察官は日本語を読むことができず、処理や手続きが長引くことがあり、場合によっては無免許運転として扱われる可能性もあるでしょう。
そのため、無用なトラブルを避けるためにも、国際免許が不要な地域であっても、国際免許を取得しておくと安心です。









