止まってしまった!「ガス欠」は違反になるけどEVの「電欠」も違反になる?
大きな事故に繋がるリスクがある高速道路での「ガス欠」は道路交通法違反となり、取り締まりの対象です。では、EVの「電欠」は違反になるのでしょうか。警視庁交通相談コーナーに確認してみました。
ガス欠が違反なら、万が一の「電欠」の際も、取り締まられてしまう可能性はあるのか…?
現在、EVのバイクはかつてないほどの発展を見せていますが、その理由のひとつには、ガソリン車と比べた時の部品点数の少なさが挙げられます。
部品点数が少なく開発の手間やコストが少なくなったおかげで、ホンダやヤマハ、カワサキのような有名メーカーに限らず、大小さまざまなメーカーがEVのバイクを開発、販売しています。

現在、大手メーカーが販売しているEVバイクの多くは原付・原付二種クラスですが、市場には軽二輪以上のクラスのEVバイクも存在します。軽二輪以上であるということは、高速道路を走れるということ。しかしEVのバイクは高速巡航すると、ガソリン車で言うところの燃費である「電費」が悪くなってしまいます。
EVのバイクで高速道路を走る時、ガス欠ならぬ「電欠」になってしまうのではないか、という不安が浮かぶ人もいるかもしれません。高速道路で走行不能になってしまうのが非常に危険なことであるというのは、誰もが知るところでしょう。
高速道路上での立ち往生は大事故の原因になってしまうため、ガソリン車のバイクが高速道路上でガス欠してしまうと、道路交通法第75条の10に基づいて取り締まられてしまう可能性があります。
しかし、法律が制定された当時はEVが普及していなかったこともあり、条文にはEVに関する記述は見られません。では、EVのバイクが電欠してしまった場合は、違反にならないのでしょうか。

警視庁交通相談コーナーの担当者は次のように話します。
「電欠もガス欠と同じように、道路交通法違反となります。最終的に取り締まるかどうかは現場の判断になりますが、取り締まられる可能性はあるということになります」
ガス欠も電欠も、事前に補充しておくことで避けられるトラブルであるという点は共通しています。補充を怠った結果ガス欠してしまい、事故のリスクを招いてしまった場合に違反となるのは、ガソリン、EVに関係なく当然のことだと言えるでしょう。
また、高速道路を走る際に気をつけなければならないのは、ガス欠や電欠だけではありません。

先ほどの道路交通法第75条の10の全文は以下の通りです。
「自動車の運転者は、高速自動車国道等において自動車を運転しようとするときは、あらかじめ、燃料、冷却水若しくは原動機のオイルの量又は貨物の積載の状態を点検し、必要がある場合においては、高速自動車国道等において燃料、冷却水若しくは原動機のオイルの量の不足のため当該自動車を運転することができなくなること又は積載している物を転落させ、若しくは飛散させることを防止するための措置を講じなければならない」
ここにある通り、ガソリン車の場合はエンジンオイルや冷却水にも気をつける必要があります。EVの場合、こうした機構はありません。しかし「積載している物を転落させ、若しくは飛散させることを防止するための措置」についてはEVも無関係ではありません。
EVのバイクで高速道路に乗る場合は、普段おこなっている日常点検に加えて電池残量の確認、積載している荷物の固定確認も忘れずにおこなう必要があります。
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これからEVのバイクのバリエーションがどんどん増えていくにつれて、高速道路を走る場面も増えていくでしょう。その際は電欠をしないように、事前の十分な充電や、走行区間の確認を怠らないようにしましょう。









