電動バイクレース『MotoE』2024年シーズンに参戦する注目ライダーを紹介

2024年シーズンの電動バイクレース『FIM Enel MotoE World Championship』を戦うのは、18名のライダーです。注目のライダーを紹介しましょう。

6シーズン目を迎えるMotoEには、全18名のライダーが参戦

 2024年シーズンの『FIM Enel MotoE World Championship』(以下、MotoE)には、全9チーム、18名のライダーが参戦します。全員がドゥカティの電動レーサー「V21L」に乗り、ミシュランタイヤを履き、全8戦16レース(各大会2レース開催)のシーズンを戦います。

2023年シーズンのMotoEチャンピオン、マッテア・カサデイ選手
2023年シーズンのMotoEチャンピオン、マッテア・カサデイ選手

 2019年に始まったMotoEは、2024年シーズンで6シーズン目を迎えます。また、ワンメイクマシンがドゥカティ「V21L」となってからは2シーズン目です。

 今季、初エントリーの注目ライダーとしては、チャズ・デイビス選手でしょう。デイビス選手はスーパーバイク世界選手権(SBK)のドゥカティのファクトリーライダーなどで活躍し、SBKでは32勝を挙げました。

 2021年をもって引退、その後はSBKドゥカティのファクトリーチーム、Aruba.it レーシング-ドゥカティでライダーコーチを務めています。

 そんなデイビス選手が、電動バイクでどんな走りを見せ、短い周回数でどんな戦いを展開するのか……。2024年シーズンの新しい風になるかもしれません。

 そして、2024年シーズンのMotoEにも、過去にMotoEでチャンピオンを獲得したライダーが参戦します。

 マッテオ・フェラーリ選手(初年度2019年チャンピオン)、ジョルディ・トーレス選手(2020年、2021年チャンピオン)、マッテア・カサデイ選手(2023年チャンピオン)です。

 トーレス選手やフェラーリ選手は、2023年シーズンもチャンピオン争いを展開したMotoEにおける経験を持つ実力者でもあります。

カサデイ選手がチャンピオンを獲得したときに持ったフラッグには、「あの漫画」をオマージュしたキャラが……
カサデイ選手がチャンピオンを獲得したときに持ったフラッグには、「あの漫画」をオマージュしたキャラが……

 ちなみに、トーレス選手は会見などでも時折ジョークを交えたコメントをするチャーミングなキャラクターの持ち主で、カサデイ選手は「(漫画)ワンピース好き」です。

 MotoEはYouTubeで公開されている会見もあるので、ライダーの「キャラ」にも注目してみても面白いのではないでしょうか。

 そして、個人的に気になるライダーが、22歳のイタリア人ライダー、ニコラス・スピネッリ選手です。2023年にMotoE初参戦ながら、1勝を含む4度の表彰台に立ちました。

 とくにシーズンの後半戦にはパフォーマンスが順調に上がり、最終戦サンマリノ大会レース2で唯一の優勝も挙げたのです。それだけに、今季もタイトル争いに絡むライダーの1人ではないか、と期待が膨らみます。

 MotoEの開幕戦は、MotoGP第2戦ポルトガルGPに併催で、ポルトガルのアウトドローモ・インターナショナル・アルガルベで、2024年3月23日に2レース開催で行なわれます。

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Writer: 伊藤英里

モータースポーツジャーナリスト、ライター。主に二輪関連記事やレース記事を雑誌やウエブ媒体に寄稿している。小柄・ビギナーライダーに寄り添った二輪インプレッション記事を手掛けるほか、MotoGP、電動バイクレースMotoE取材に足を運ぶ。

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