バイクの重要部品ブレーキ! 前後で消耗スピードが違うって本当?

バイクのブレーキは、カーブで車体を倒している時や一本橋を渡っている時などを除き、基本的に前後同時にかけるよう教わります。では、前後で消耗スピードは同じになるのでしょうか。

前後で消耗速度に違いあり!その理由は?

 バイクのブレーキは、バイクにおける最重要部品と言っても過言ではないかもしれません。教習所でも、エンジンの掛け方やバイクの押し方などと合わせて、一番初めに習うでしょう。

 バイクのブレーキは、カーブや一本橋の時など特殊な場合を除いて、前後同時にかけるよう教わるはず。

バイクのブレーキは、バイクにおける最重要部品のひとつ
バイクのブレーキは、バイクにおける最重要部品のひとつ

 前輪のブレーキだけで減速しようとすると、前につんのめって転倒してしまいやすくなります。逆に後輪のブレーキだけで減速しようとしても、後輪がロックし、制動距離が伸びてしまったり姿勢制御が困難になってしまったりするリスクがあります。

 このような事態を避けるため、ブレーキは前後同時に使う場面が多くなっているのです。では、バイクのブレーキの消耗具合も前後で同じかというと、そうではありません。

 それは、前輪ブレーキの方が制動時に強い力を発揮しやすいから。

 バイクに限らず、前方に進んでいるものの速度を落とすと、慣性で前のめりになろうとします。クルマや電車に乗っていて急ブレーキを踏まれた時、体が前の方に投げ出されるのを経験したことのある人も多いでしょう。

 バイクの場合も同様で、荷重が前方に移動し、フロントタイヤはより強く地面に押し付けられ、リアタイヤにかかる重さは減ります。

 より強く押し付けられているフロントタイヤは、リアタイヤに比べて強くグリップし、滑りにくくなります。反対にリアタイヤはグリップが弱まって滑りやすくなります。

 これらのことから、前輪ブレーキの方が強い力でブレーキをかけてもロックしにくく、と良い制動力を発揮しやすいことが分かります。

教習所でも、前輪:後輪の比率が7:3になるようにかけると教わるはず
教習所でも、前輪:後輪の比率が7:3になるようにかけると教わるはず

 教習所でも、ブレーキは基本的に、前輪:後輪の比率が7:3になるようにかけると教わるはず。そのため、一般的なバイクの乗り方の場合、後輪ブレーキよりも前輪ブレーキの方がハードな使われ方をしています。

 そのため前輪ブレーキのパッドは、後輪ブレーキのものより早く消耗すると言われています。ただし、これは前後のブレーキが同じ種類だった場合の話。

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