エンジンオイルを継ぎ足し!? 半分だけ新しいものを入れて残りは古いままでも安全に走行できるのか?
エンジンオイルを交換する際は、古いオイルをできるだけ抜いてから新しいオイルに入れ替えるのが基本ですが、半分古いものを残したまま新しいものに交換しても、バイクは問題なく走行できるのでしょうか。
バイクのエンジンオイル、古いものと新しいもの半々でもいいの?
バイクの性能を維持するのに欠かせないエンジンオイルは、重要なバイクの消耗品の一つ。エンジンオイルを点検したとき、半分近くまで減っているのに気づいて、応急処置として新しく継ぎ足して補充することもあるかもしれません。

しかし、エンジンオイルを交換する際は、古いオイルをできるだけ抜いてから新しいオイルに入れ替えるのが基本です。では、半分だけ新しいエンジンオイルを入れて残りは古いオイルのままでも、バイクは問題なく走行できるのでしょうか。
そもそもエンジンオイルには、エンジン内部の金属パーツの潤滑や冷却、防錆などをおこない、性能を最大限に引き出す効果があります。
なお、2ストロークエンジンの場合は、ガソリンと一緒にエンジンオイルも燃焼するので、減った分量を定期的に補充しなければなりません。一方で、現在のバイクで主流となっている4ストロークエンジンの場合は、エンジンオイルは燃焼されずに循環する仕組みになっているので、補充するのではなく交換するのが基本です。
エンジンオイルはエンジン内部に密閉された状態で機能しますが、エンジンのピストンリングとシリンダーのわずかな隙間から漏れることがあり、4ストロークエンジンでも自然と少しずつ減ることがあります。

とくに注意したいのが、エンジン内部のパーツの劣化が原因で本来は入ることのない燃焼室にエンジンオイルが混入してしまう「オイル上がり」や「オイル下がり」と呼ばれる現象。燃焼室に入ったオイルの分だけ減っていくので、エンジンオイルが急激に減少することがあります。
エンジンオイルの交換については、古いオイルをすべて抜いて新しく入れ替えるのが基本中の基本。そのため、古いエンジンオイルに半分だけ新しいエンジンオイルを入れるのは推奨できません。
古いエンジンオイルは粘度が低下するので、潤滑作用が下がりエンジン内部のパーツの摩擦を防げなくなり、最悪の場合は故障するおそれがあるので注意が必要です。
さらに、エンジンオイルが不足した状態で走行すると、エンジンに大きなダメージを与えかねません。 そのため、オイル残量不足を示す警告灯が点灯していたり、オイル漏れによって減っている場合など、あくまでも応急処置としてのみエンジンオイルの継ぎ足しするようにしましょう。
このように、緊急時以外でエンジンオイルを継ぎ足すのはおすすめできません。しかし、エンジンオイルが大幅に減っていて規定量より足りていない場合は、補充したほうが少ない状態で走行するよりかは安心です。









