自転車で挑戦!? 富士山を望むオススメの峠【5選】
日本の象徴とも言える富士山の美しい姿には、誰もが魅了されてしまいます。そんな富士山を特等席から眺めることができる、サイクリストにオススメの峠を紹介します。
日本一の山、標高を上げて眺める
富士山の雄大で美しい姿は、サイクリストたちをも魅了してやみません。そんな富士山の絶景を楽しめる、自転車で登りたいオススメの峠を紹介します。
①大観山(標高1011m)
<難易度>湯河原側:☆☆☆☆/箱根側:☆☆

日本を代表する温泉地のひとつである神奈川県の「箱根」エリアにおいて、ロードバイクで登ることができる最高標高地点が「大観山」です。
湯河原からは長い登りとなりますが、その先に待っている芦ノ湖の向こうに見える富士山は絶景そのもの。
山頂にはレストハウスがあるので、富士山を眺めながら食事を楽しむこともできます。頑張って登った先には、最高のご褒美が待っています。
②三国峠(標高1320m)
<難易度>小山側:☆☆☆☆☆(MAX)/山中湖側:☆☆

2021年の東京オリンピックロードレース、最大の勝負所となったのが、静岡県の「三国峠」です。これでもか、と続く急勾配を、止まりそうになりながら乗り越えた先には、山中湖と富士山の絶景が待っています。秋には黄金に輝く一面のすすきの原を見ることができます。
オリンピックのロードレースの映像を見て予習してからチャレンジしてみましょう。世界のトップ選手はこの急勾配をあんなに速く登るのかと、その凄さを実感できます。
また、山中湖側から登ると標高差は200mに満たないので、気楽に絶景を味わうことができます。
③御坂峠(標高1525m)
<難易度>甲府側:☆☆☆☆/河口湖側:☆☆☆

山梨県の甲府盆地と河口湖を結ぶ「御坂峠(みまさかとうげ)」は、甲府から登ると大きな標高差を味わうことができるヒルクライムになります。
甲府盆地から国道137号で標高を上げ、途中で国道に別れを告げて旧道に入ると、峠道の雰囲気が高まります。重要文化財となっているトンネルがフィニッシュです。トンネルを抜けると、目の前には河口湖と富士山が現れます。
文豪・太宰治が滞在したことで知られる「天下茶屋」もまだまだ健在です。富士見三峠にも数えられる富士山の絶景を楽しみましょう。
④足柄峠(標高759m)
<難易度>小山側:☆☆☆☆/南足柄側:☆☆☆

静岡県と神奈川県の県境をなす「足柄峠(あしがらとうげ)」は、古代、東海道の箱根越えがメインルートになる前は、西から関東平野に抜けるために、この峠を越えるのが一般的だったようです。
ヤマトタケルが越えたとする伝説が残り、足柄峠を詠んだ万葉和歌の碑が多く立ち、弘法大師が建てたとされるお堂があるなど、歴史に満ちた峠です。
峠の山頂からは、大きく八の字に裾を広げた富士山を望むことができます。小山側は「金太郎富士見ライン」と名付けられていて、富士山を一望できるポイントが多い絶景ルートになっています。
⑤さった峠(標高93m)
<難易度>☆

東海道の難所として知られる静岡県の「さった峠」も、富士見三峠のひとつに名を連ねます。
駿河湾の断崖絶壁に張り付くように延びる急勾配の峠道を駆け上がると、切り立った崖から顔を出す富士山を望むことができます。右手には駿河湾の大海原が広がります。
江戸時代の旅人に思いを馳せながら、ダイナミックな富士山の絶景を味わえる、オススメの峠です。
※ ※ ※
その姿を見つけると、思わず声を上げてしまう富士山は、いつ見ても、何度見ても、飽きることがありません。
富士山の周辺には、この他にも多くの「富士見」スポットがあります。今回紹介した峠に限らず、自分だけのお気に入りの場所を探してみてください。
Writer: 才田直人
1985年生まれ。学生時代に通学用に購入したロードバイクをきっかけにトレーニングを開始。サイクルロードレースの全日本選手権参戦やフランスでの選手生活、国内での社会人兼選手生活を経て2023年に引退。日本だけでなく東南アジアなど自転車旅をこよなく愛し、現在はワーケーション自転車旅を続けている。専門的な知識と経験でTV出演やヒルクライムイベントのアテンド、講師なども務める。












