最新のスケルトンカウル採用!? 新たに立ち上げたチーム「Kaedear Racing Team」の初テストはSSTクラストップタイムを記録! 目指せ8耐優勝!! レーシングライダー石塚健のレースレポート

国内外で活躍するレーシングライダーの石塚健選手が、参加した鈴鹿サーキットで行われたEWC第3戦 、鈴鹿8時間レースのメーカーテストをレポートしてくれました。

遂に走り出した「Kaedear Racing Team」

 皆さんこんにちは! レーシングライダーの石塚健です。

 今回は、6月11日、12日に三重県にある鈴鹿サーキットで行われた、2025年 FIM 世界耐久選手権 コカ・コーラ 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会に先駆けた1回目のテストに参加してきましたので、そちらのレポートをしていきます。

 僕達チームが参加したのは、1日目が8耐特別スポーツ走行、2日目がタイヤメーカーテストという走行枠。

 昨年の鈴鹿8耐後に結成し、新たなチームとして立ち上がった“Kaedear Racing Team”の初テストとなりました。

 僕は世界耐久選手権のスパラウンドを終え、帰国したのが11日の午前中。そのため午前の走行には参加できなかったのですが、そのままサーキット入りしチームと合流。

 この約10か月間、鈴鹿8耐参戦に向けて1から準備をしてきたのですが、並べられたバイクや機材を見た時はとても感慨深い気持ちになりました。

 全員ではないものの、主要なチームメンバーが集まるのも初。僕自信もメカニックさんとは初顔合わせでした。

鈴鹿サーキットで鈴鹿8耐テストを行う石塚健選手
鈴鹿サーキットで鈴鹿8耐テストを行う石塚健選手

 サーキットに到着するやいなや準備を開始し、その日の走行2本目の残り10分のところでコースイン。雨が降る中でのウエットコンディションでしたが、無事に走り出すことができました。

 そして今回一緒にバイクのシェイクダウンテストをしていただいたのが、昨年、一昨年と共に8耐を戦わせていただいた、寺本幸司選手。

 昨年の8耐を最後に選手としては引退を発表されましたが、寺本選手の的確なコメントと安定感のある走りがどうしてもチームに必要だと感じ、今回は無理を言ってテストに参加していただいたのですが、快く引き受けてもらえて感謝です。

 お陰でテストは順調に進み、シェイクダウンも無事に完了。問題無く走らせることができ、ホッと一安心。今までには感じたことない感情でした。

 これまでは誰かが立ち上げたチームに参加させてもらい、ライダーとしての仕事を全うするだけでしたが、今年はチームを立ち上げるところから運営など全ての事柄に関わっているので、色々な部分に気を使わなければなりません。

 そこには色々な学びや思いも加わって、とにかく大変だけど今までより何倍も楽しいシーズンになっています。これがチーム運営なんだなと、レーシングチームに、特にチームを運営しながらライダーをしている方々へのリスペクト心が止まらないのが正直なところで、本当に本当にすごい!

 という事でテストは2日目へ。天候は晴れ、気温はそれほど高くないもののしっかりとドライで走行がスタートし、2日目も寺本選手と一緒に1台のバイクを走らせました。

Kaedear-RAC41-Hondaのチームメンバー(テストメンバー)
Kaedear-RAC41-Hondaのチームメンバー(テストメンバー)

 そんな中、走り出して数周でラップタイムが2分9秒台に入って、自分でもびっくり。自分自身乗れている感覚もあった上にバイクも速く、とても嬉しかったです。

 今回は確認作業がメインで、問題なくバイクが走ればオッケー! くらいの気持ちでいたのですが、ポジション合わせや電気系のセッティング、サスペンションセッティングなど、想定以上に色々な事を進めることができ、大満足なテストとなりました。

 しかも終わってみれば、SSTクラストップタイム! 翌週の公式テストに向けても、いいスタートが切れました。

 ちなみに初テストは半透明のような、少し透けた素材のスケルトンカウルで走行し、レース関係者やファンの方から、「なにこれ? 見たことない!」「新技術??」など、沢山の人から聞かれましたが、実は塗装が間に合ってなかったというのが本当の所。

 個人的にはテスト仕様っぽくて好きだった上に、SNSでも盛り上がっていたので、結果として良かったなと思います。

 そのくらい準備はギリギリでしたが、チームや関わってくださっている方々皆さんのお陰で、なんとかテストを終えることができました!

 ということでテストを終えたのも束の間、翌週には2日間の鈴鹿8耐公式テストが行われます。

 いよいよ8耐に参加するほぼ全てのチームが参加し、僕らのチームメイトも来日。本番さながらの本格的なテストがおこなわれます。

 僕達のチームにはバイクや備品、カウルなど、まだまだやるべき事が山積みですが、皆で力を合わせて進めていきます!

 次回は6月18日、19日に行われた8耐公式テストのレポートをお届けしますので、お楽しみに!それでは。

【画像】噂のスケルトンカウルは最新テクノロジーの結晶!?では無かった! 鈴鹿8耐のメーカーテストで鈴鹿サーキットを走るレーシングライダーの石塚健選手を画像で見る(10枚)

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Writer: 石塚健

(レーシングライダー)埼玉県出身の30歳。3歳からポケットバイクに乗り始め、ロードレースというオートバイ競技に参戦。現在は世界各国で活躍できるライダーを目指して日々、活動中。
2019年から、ヨーロッパでおこなわれる「FIM CEV REPSOL Moto2ヨーロピアンチャンピオンシップ」への挑戦を開始。2025年は「FIM 世界耐久選手権」に、フランスのDafy-RAC41-Hondaより参戦し世界タイトルを目指します。自身のチームも立ち上げ「鈴鹿8耐」にも参戦! スポンサー募集中です! 応援よろしくお願いします。

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