マニュアルの良さはそのままに!ヤマハ独自の「Y-AMT」がバイクの楽しみ方を広げる理由とは 〜小野木里奈の○○○○○日和〜

今回の『小野木里奈の○○○○○日和』は、バイク好き女優の小野木里奈さんがヤマハ独自の自動変速機構「Y-AMT」についてヤマハの担当者にインタビューしてくれました。

「気持ちよさ」や「楽しさ」を優先するヤマハのこだわり

 皆さん、こんにちは! バイク好き女優の小野木里奈です。

 今回はヤマハ営業統括部の田邉さんにヤマハ独自の自動変速機構「Y-AMT」について、お話を伺いました。マニュアルとオートマが融合されたヤマハの新たなシステム。実際にお話を聞いて、このシステムによって、さらにバイクの楽しみがググッと広がることは間違いないんだろうなぁ、と思いました。それでは、いってみましょう!

クラッチ操作不要で楽しめるヤマハ「トレーサー9 GT+ Y-AMT」と小野木里奈さん
クラッチ操作不要で楽しめるヤマハ「トレーサー9 GT+ Y-AMT」と小野木里奈さん

小野木:まずY-AMTってどういったものか教えていただいてもよろしいですか?

田邉さん:構造的には、従来のマニュアルトランスミッションをベースにしているんですけれど、そのうちクラッチ操作とシフト操作、 これを機械に任せているという機能です。

小野木:クラッチ操作が苦手な初心者でも楽しめるようにということでしょうか?

田邉さん:クラッチ操作が苦手な方にも不安なく乗っていただけますし、もちろんエンストや急な動作もしません。 右手のスロットル操作に応じて自動でクラッチの操作をしてくれます。

小野木:どういう方法でマニュアルとオートマのモードを切り替えるのでしょうか?

田邉さん:手元にシフトの切り替えのボタンが付いているので、MTモードにしていれば自分の手元でシフト操作をしないとギアは切り替わりません。また、オートマモードに切り替えると、機械が自動で変速してくれます。

小野木:切り替えるタイミングは停車中のみなのでしょうか?

田邉さん:走行中でも切り替えはできます。

クラッチ操作不要で楽しめるヤマハ「トレーサー9 GT+ Y-AMT」と小野木里奈さん、ヤマハ営業統括部の田邉さん
クラッチ操作不要で楽しめるヤマハ「トレーサー9 GT+ Y-AMT」と小野木里奈さん、ヤマハ営業統括部の田邉さん

小野木:初心者ライダーの方がY-AMTが搭載されたバイクに乗ると、どんな気分を味わうことができますか?

田邉さん:非常に運転がうまくなった気分になると思います。ヤマハのテストライダーなど、すごく上手な人たちがサーキットで乗っても、実はY-AMTのバイクの方がタイムが出るんです。つまり、とても上手い人のシフト操作を機械がやってくれるということなのです。シフトミスもしないので、すごく上手に乗った気分になるんです。

小野木:すごく不思議な感覚を味わいそうですね……例えばどういった時に、モードを切り替えるのがおすすめですか?

田邉さん:自分で積極的にシフト操作をしたい時はマニュアルモードをおすすめします。例えば、峠道などのワインディングを走っていて「自分でシフト操作も含めてエンジン回転数を操りながら楽しみたい」という時などです。一方で、「ツーリングに出かけて帰りも疲れてきたな」 という時には、機械に任せるオートマのモードにするなどの使い分けができると思います。

クラッチ操作不要で楽しめるヤマハ「トレーサー9 GT+ Y-AMT」
クラッチ操作不要で楽しめるヤマハ「トレーサー9 GT+ Y-AMT」

 また、オートマモードで走行中に減速やシフトし直したいなと思った時に、ぽんぽんっとシフトスイッチを押せば手の操作が優先されますのでシフト操作に介入することもできます。その後は一定時間走行すればオートマモードに戻るという仕組みです。

小野木:このシステムは長距離ツーリングとかで疲れにくいようにするために開発されたのでしょうか?

田邉さん:もちろん、長距離走った時に疲労度が少ないこともメリットですし、クラッチ操作に自信がない方へもおすすめできます。また、ご年配の方で「そろそろ体力的にも手が辛くなってきたんだよね」って方にも注目いただいております。

小野木:Y-AMTを装備したことで、前モデルとは乗り味などの変化はありますか?

田邉さん:実は構造自体が普通のマニュアルトランスミッションをベースにしているので、乗り味はほとんど変わりません。車両重量も2.8キロ増で収まっています。

クラッチ操作不要で楽しめるヤマハ「MT-09 Y-AMT」
クラッチ操作不要で楽しめるヤマハ「MT-09 Y-AMT」

小野木:Y-AMTが搭載されたトレーサー9 GT+とMT-07/MT-09の乗り味の特徴を教えてください。

田邉さん:トレーサーはツアラーなので、ツーリングの快適性に重きを置いています。MT系に比べるとやはり直進安定性が高いと思います。MTはホイールベースも短くてキビキビ走りますが、トレーサーは「より快適に走ること」に重きを置いているので、乗り味も電子制御、サスペンションなどが付いていることによる影響があります。トレーサーの乗り味はマイルドで乗り心地がいいと感じるかもしれません。

小野木:ちなみに初心者の方へはどちらがお勧めですか?

田邉さん:好みにもよりますが、MTの世界観を味わうという意味では「MT-09」はやはりど真ん中だと思います。 ちなみに、MT-07にも Y-AMT搭載モデルが出ましたので、「コストもちゃんと抑えて乗りたい。でも大型バイクに乗りたくてマニュアル操作はちょっと自信がない」という方にはMT-07は非常にいいバイクだと思います。 軽くて足つきも良く、取り回しもしやすい一方で、装備的にはひとしきり付いていることが新しい「MT-07」の魅力です。あとは予算と自分が何を求めるかを基準に選ぶことをおすすめします。

小野木:このY-AMTに関して開発で一番苦労した点は何でしょうか?

田邉さん:やはり人間の感性に寄り添う形でないといけないので、違和感があっちゃいけないんですよね。そして、サイズも大きくしたくない、重力を重たくしたくないというところで、非常に苦労をして開発されたと聞いています。

小野木:ギアチェンジのタイミングは人それぞれ違うと思うんです。 そこはどういう基準で設定されたのでしょうか?

田邉さん:これは、ヤマハの開発の特徴でもありますが、「気持ちよさ」や「楽しさ」を優先するんです。 燃費も大事ですが、やはりヤマハのバイクって「乗って楽しい」というところが一番大事なので、気持ちよくバイクが動いてくれることに重きを置いて開発されているのではないかと思います。もちろん街中を走行して少しギクシャクして、回転数が合わない時には自分でシフト操作もできます。そこはバイクと相談をしながら乗っていただくのがいいのかなと。

小野木:個人的に、Y-AMTが搭載されたバイクに乗るとしたらどんな場所へ行きたいですか?

田邉さん:ちゃんと長い距離を乗ってみたいですね。日帰りツーリングで遠くまで行って、目的地までの高速道路は快適にY-AMTを使って、行先のワインディングでは積極的にシフト操作を楽しむという、そういう使い分けをしてみたいですね。

クラッチ操作不要で楽しめるヤマハ独自の変速機構「Y-AMT」。クラッチレバー、シフトペダルは装備されておらず、オートマのほか、指先でスイッチを操作することでマニュアル車のように楽しむこともでいます
クラッチ操作不要で楽しめるヤマハ独自の変速機構「Y-AMT」。クラッチレバー、シフトペダルは装備されておらず、オートマのほか、指先でスイッチを操作することでマニュアル車のように楽しむこともでいます

小野木:最後に読者の方々へ、一言お願いします!

田邉さん:「 Y-AMT」は、今までのマニュアルトランスミッションの良さをそのままに、かつ快適性などをプラスした機能です。実は開発中、シフトペダルを付けることも考えられましたが、最終的に「Y-AMT」には付いていません。

 この背景には、人間は足より手の方が繊細な操作ができるということがあります。シフト操作は手に任せて、足はちゃんとステップ操作、 荷重操作、ニーグリップなどでバイクをホールドしてコントロールしていくのが運転する楽しさだと考えました。

 ヤマハはこの考えをもとに、手元で変速をするという選択をしました。 他社さんにも似たような構造はありますが、クラッチやシフトペダルの有無など、それぞれの開発思想の違いが出ていて面白いのかなと思っています。積極的にバイクを操るということへ重きを置いて開発しているのがヤマハの特徴なので、 ぜひスポーツ走行に新たな可能性を見出していただきたいと思っています。

小野木:私もバイクに乗っていて、いつも一番最初に感じるのは「やっぱりバイクを運転する乗って楽しい!」ということです。なので、いつかその楽しさを重視して開発されたこの「Y-AMT」を味わってみたいと思いました。貴重なお話ありがとうございました!

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Writer: 小野木里奈

女優。両親の影響で幼い頃にはバイクに憧れを持ち、23歳で大型バイクの免許を取得。いつか自分もお気に入りのバイクを見つけて、友達とツーリングに行くのが夢。初心者の立場で感じたことを素直に発信する。

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