「国内未発売」の“激レア”なレプリカマシン!! 謎多きヤマハ「VR150」のストリートレーサーカスタムに注目!!
2024年にタイで開催されたカスタムイベント「バンコクホットロッドカスタムショー」に展示されていた2スト4ミニ(原付)カスタムマシンを紹介します。
2スト150ccのピーキーマシンを“エモカッコイイ”にトランスフォーム!!
今回紹介するのは、現行の「トライアンフ」や「モトグッチ」をベースにしたカフェレーサーカスタムを得意とするタイのカスタムショップ「PI Customs」が手掛けた1台です。

同ショップはタイを中心に、シンガポールやマレーシアなど東南アジア圏の感度の高いカスタム好きから支持され、エンドユーザーだけでなくアジア圏のカスタムビルダーからも注目を浴びています。
2024年のバンコクホットロッドカスタムショーに展示されたのは、意表を突いたヤマハのミニバイク「VR150」をベースにしたカスタム車両でした。
「VR150」は1987年にタイやベトナムを中心としたアジア圏で販売されていたレプリカマシンで、当然日本での販売は無く、日本人からすると「?」なバイクです。
当時からレースが盛んだったタイですが、ヤマハが世界のレースで培ったノウハウを注ぎ、安定した操縦性とエンジン性能、空力設計を追求した、ある種ヤマハが「本気」で市場投入した市販ミニレーサーと言えるでしょう。

そのスペックは排気量150ccの2ストローク28馬力とピーキーで、分りやすい現行の比較対象として挙げると、ヤマハの同排気量帯(155cc)のロードスポーツモデル「YZF-R15」が19馬力なので、そのスペックの高さがお分かり頂けるでしょう。
オリジナルの状態でもネオクラシックとして今の時代ならば「エモい」と注目を集めそうですが、PI Customsは純正のシルエットを大きく崩さずにストリートレーサー風にカスタム。
フロントフォークのボトムケースやエンジン、スイングアームなどの各種アルミ、スチールパーツはバフ掛け、メッキ処理でアジア圏らしいゴージャスな見立てに仕上げています。
また、マシンのイメージを大きく左右する純正のフルカウルはヘッドライト周りのカウルのみ残し、サイドカバーとアンダーカウルは撤去。さらにはシートカウルを一新し、シングルシートとショート化することで現代的なカフェレーサー感を演出しています。
さらに、よく見るとシートカウルにはワンオフのアルミベースのサポートパッドが装着されるなど、その作り込みは流石カスタムショップと頷かされます。
普段はカスタムショップとしてリッターバイクやインポートバイクのショーモデルを製作していながらも、まさかの切り口でミニバイクを仕上げてきました。
日本人には馴染みの無い車両をベースとしながら、完成されたこの仕上がりを見れば、同店の技術とセンスが秀逸なことが分かることでしょう。











