歌舞伎俳優の片岡愛之助さん「タンデムするなら紀香さんと!」~ドゥカティ新製品イベントでビッグバイクデビューを宣言!!
歌舞伎俳優の片岡愛之助さんが都内で開かれた「ドゥカティジャパン新製品発表会」に出席し、大型二輪免許を取得したことを報告。タンデムしたい人や、ドゥカティのベスト3バイクなどを発表しました。
バイクとのツーショットもぜひ見たい!
「ふたり乗りするならどなたと?」の記者の問いかけに「妻(藤原紀香さん)ですね」と即答。歌舞伎俳優の片岡愛之助さんです。「妻は運転するより、バイクの隣に立って写真を撮りたいそうで、乗るのならリヤシートがいいと言っていますね」。
4月20日、ドゥカティジャパンが八芳園(東京都港区白金台)にて開いた新製品プレス発表会に招かれた片岡愛之助さん。昨年、大型二輪免許を取得したことを報道陣の前で明かしました。

「コロナ禍で時間を有効に使おうと、みなさんがいろいろな資格をとっていることをテレビで見て知りまして、僕も何かに挑戦したいなと思ったのがキッカケでした。昔、撮影で普通二輪免許を取得していたので、この際、大型へステップアップしようと思いました」
しかしバイク人気で、教習所は予約をとるのがタイヘン。舞台や撮影の合間に自らスマートフォンで予約をとるものの、天候の都合などでロケの日程が変わるなどして、教習所の予約を何度も繰り返し取り直したといいます。3ヶ月をかけての習い事となりました。
乗りたいドゥカティ3機種も発表
ドゥカティの印象を聞かれると「僕は赤が好き。ドゥカティといえばレッドで、セクシーなラインもオシャレですよね」と答える愛之助さん。ドゥカティジャパンのマッツ・リンドストレーム代表取締役社長とのトークショーでは『愛之助さんが乗ってみたい Ducati バイクベスト3』も発表。第1位に選んだのは『ストリートファイターV2』でした。

選んだ理由は次のとおりです。
「レーシングなムードがあるものの、ハンドルは低くないし、乗りやすそうですよね。街乗りもラクに乗れそうな気がします。“ストリートファイター”っていう車名もスゴイですよね」。
マッツ社長はストリートファイターV2について「本当に楽しいバイク。パフォーマンスが充分にありますが、アップライトなハンドルで乗りやすさも魅力ですね」と答えました。

第2位は『Xディアベルダーク』。「タイヤが太くて、ビックリです! ホイールベースが長いですし、乗っている姿を見てもツーリングが快適だと思うんですよね」とのこと。トークショー後には、『ストリートファイターV2』か『Xディアベルダーク』か「どちらか迷いますが、欲しいですね」と所有する意欲も見せていました。

そして、第3位に選んだのは『パニガーレV4』。「いつかは乗ってみたい、憧れですね」と言います。マッツ社長は「最新モデルは電子制御があり、意外と乗りやすいですよ」と試乗することをオススメしていました。
2年連続で前年実績を上回る
報道陣にマッツ社長は、ドゥカティジャパンが販売好調であることも報告。「高級イタリアブランドとしてのデザインの美しさはもちろん、弊社の長いレース活動の中でスポーツバイクのイメージが強いと思いますが、ストリートファイターやアドベンチャーセグメントのようにコンパクトで軽いマシンを揃えるなど、多彩なラインナップで幅広いライダーを魅了し続けています」といいます。

愛之助さんも「種類がじつに豊富ですね」と目を丸くしていました。会場には現行モデルがディスプレイされましたが、開場前に1台ずつじっくり見て触ったといいます。「どれも乗ってみたい。毎日乗り換えて、走ってみたいですね」と目を輝かせていました。
EVレーサーも牽引していく
「ドゥカティは2023年からMoto E(電動バイク)クラスにおける唯一の公式サプライヤーになります」(マッツ社長)

トークショーで愛之助さんが、電気バイクにも期待することをマッツ社長に伝えると、こう答えました。ドゥカティはMotoGPの電動クラス「FIM Enel MotoEワールドカップ」(MotoE)に2023年から26年まで4シーズンにわたってマシンを供給することが決定しています。
レースで獲得する技術を市販モデルにもフィードバックする狙いがあり、ドゥカティらしいハイパフォーマンスな電動バイクの開発が進むことは間違いありません。愛之助さんは「ガソリンエンジンのバイクと電動モデル、いつか2台を所有してみたいですね」と目を細めます。
盛大なレセプションパーティも開催
同日にはカクテルやフィンガーフード、イタリアンワインが振る舞われたレセプションパーティー Ducati Brand Night「The Art of Performance」もおこなわれ、駐日イタリア大使のご挨拶やDJ AMIGA によるサウンドを楽しみながらのアーティスト・茂本ヒデアキ(sumi-e artist)によるライブパフォーマンス、パニガーレーV4をテーマにした墨絵ドローイングなども楽しめました。

ニューモデルのプレゼンテーションは『パニガーレV4』が元世界グランプリチャンピオンの原田哲也さん、『ムルティストラーダV4』がダカールラリーなどに参戦した柏秀樹によるもので、多くの人にドゥカティの魅力を広める機会となりました。
Writer: 青木タカオ(モーターサイクルジャーナリスト)
バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。自らのモトクロスレース活動や、多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク技術関連著書もある。