ネンオシャ・チエブク・トウバシメ…この呪文はいったい何!?
エ・ブ・ク・トウ・バ・シメまでを確認する
さらに「エ」は、バイクの心臓部ともいえるエンジンのこと。ただ、簡単に中をみることはできないのでエンジン音に異常がないか、オイル漏れなどがないかなどを入念にチェックします。また、冷却水の量もリザーバータンクのメモリを見て確認して、減っているようなら補充するだけで問題ありません。

「ブ」が示すブレーキも、安全に走行するために欠かせない重要な項目の一つと言えるでしょう。点検する際は、まずバイクにまたがり、ブレーキをかけた状態でバイクを前後に揺するよう動かします。しっかりブレーキがかかっているのが確認できれば、OKとなります。
また、ブレーキレバーの遊びが遠すぎても近すぎてもよくありません。遊びが大きいようなら適切な位置に調整します。それ以外にもブレーキパットが減っていないか確認することも大切なポイント。ブレーキの不具合は事故に直結することなので、念入りにやっておいて損はありません。
続く「ク」はクラッチのことで、主にギア付のバイクに乗っているライダーだけにあてはまる項目です。クラッチレバーが正常でないと半クラッチがやりづらかったり、エンストを起こしやすくなるので遊びの量をチェックしましょう。調整するときは、レバーを握りはじめてから1cmから2cmの範囲で半クラッチの状態になるようにするのが適正な遊びの量です。
そしてトウバシメの「トウ」は、灯火類のこと。ヘッドライトはもちろん、ウィンカーやプレーランプ、テールランプ、ナンバー灯まで光るものはすべて対象なので、乗る前にこれらが正常に点灯するかひと通りチェックします。一つでも球切れした状態で運転すると整備不良になってしまうので注意が必要です。

次にくる「バ」はバッテリーを表します。セルスイッチを押した際に、セルモーターが正常に回ってスムーズにエンジンがかかるかチェックしましょう。また、ホーンの音やウィンカーの点滅などに異常がみられるようなら、バッテリーが弱っているサインかもしれません。
その場合は充電して様子をみて、すぐバッテリーが上がってしまうようなら寿命の可能性が高いので交換を検討しましょう。また、「バ」はバックミラーの意味も兼ねているので、しっかり後方が見えるよう調整されているか、汚れはないかなどを確認します。
そして最後のトウバシメの「シメ」は締め付けの意味で、各部のボルトやナットが緩んでないか確認することです。バイクは、走行の振動などでボルト類が緩んでしまう場合があるので、少し面倒と感じるかもしれませんが、各部の締め付けをひと通りチェックすることが求められます。
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呪文のような「ネンオシャ・チエブク・トウバシメ」は、10個のバイクの点検項目をまとめた言葉でした。ただライダーとしては、「定期的にすべてを点検するのは大変」というのが本音かもしれません。
そこで最低限チェックしておきたい4項目をまとめた「ブタと燃料」という言葉もあります。「ブ」はブレーキ、「タ」はタイヤ、「と」は灯火類、「燃料」はガソリン残量のことです。
安全のために10項目すべてを確認するのがベストですが、「忙しくて手が回らない」という人もいるかもしれません。その場合も、とくに重要な4項目だけは必ずチェックしてから出発するようにしましょう。










