うわっ汚い!! バイクのエアクリーナーを交換しないで乗り続けるリスクとは

エアクリーナーは、バイクのエンジンにとって欠かせないパーツのひとつです。交換時期を超えて使用し続けると、エンジン性能が低下し、大きなトラブルを引き起こす可能性が高まります。ではエアクリーナーの交換を怠ると、どのようなリスクが生じるのでしょうか。

エアクリーナーを交換せず使い続けるのは絶対NG!

 エアクリーナーは、エンジンに吸い込まれる空気を浄化するフィルターの役割を果たすパーツです。

 エンジンは燃料と空気を混ぜて燃焼させることで動力を生み出しますが、空気中にはホコリや砂、花粉などの不純物が含まれています。これらの異物がエンジン内に入ると、パーツの摩耗や故障の原因になります。

 エアクリーナーはこうした異物を取り除き、エンジンに清潔な空気を供給する重要なパーツです。

 そのためエアクリーナーを交換せずに使い続けると、さまざまな悪影響が発生しますが、具体的な症状とは、どのようなものなのでしょうか。

エアクリーナーが汚れることで空気の流れが悪くなり、エンジンに必要な空気量を取り込めなくなってしまう
エアクリーナーが汚れることで空気の流れが悪くなり、エンジンに必要な空気量を取り込めなくなってしまう

 まず、1つ目に挙げられるのがバイクの性能の低下です。

 エアクリーナーが汚れることで空気の流れが悪くなり、エンジンに必要な空気量を取り込めなくなってしまいます。その結果、エンジンの出力が低下し、加速が鈍ることがあります。

 また2つ目に、エアクリーナーを交換しないまま使い続けると、燃費が悪化する可能性があるということです。

 エンジンを効率よく燃焼させるためには、適切な空気量が必要となるため、エアクリーナーが詰まると空気の吸入効率が下がり燃焼効率が低下し、燃料消費が増えて燃費が悪くなる恐れがああります。

 さらに3つ目の悪影響として、エンジンへのダメージが挙げられます。

 エアクリーナーが劣化すると、フィルターとしての役割を果たせなくなり、不純物がエンジン内部に侵入するリスクが高まるほか、種類によってはフィルター自体の屑が吸い込まれてしまう恐れも。

 それにより、シリンダーやピストンが損傷し、最悪の場合高額な修理が必要となる可能性も否めません。

エアクリーナーを交換しないで使い続けるとエンジンがかかりにくくなる
エアクリーナーを交換しないで使い続けるとエンジンがかかりにくくなる

 4つ目の悪影響は、排気ガスの色が変わる現象が起きること。不完全燃焼が発生することで、排気ガスに未燃焼の燃料が含まれ、その結果排ガスの色が目に見えて変わります。

 またそれ以外にも白煙や黒煙が増え、特にアイドリング時や加速時に排気が目立つと言った症状が挙げられます。

 そして5つ目の悪影響は、エンジンがかかりにくくなるという症状。

 吸入空気不足による燃焼不良で、点火に異常が生じエンジンが回りにくくなる場合があります。

 そうなると1発でエンジンがかかりにくくなったり、エンジンがかからないという状態に陥ってしまうのです。

【画像】愛車の寿命が延びる? エアクリーナーを定期交換しながらバイクライフを楽しむ様子を画像で見る(10枚)

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