自転車旅には配送サービスが便利!? 異国の地で郵便局と宅配便を活用した荷物移動術を実践!!
自転車旅には身軽さが重要です。とくに複数日の旅になると荷物が増え、自転車での移動がぐっと大変になります。筆者(才田直人)が体験したタイの自転車旅では、郵便局や民間の宅配サービスを利用して、軽快に旅を続けることができました。
自転車旅の「荷物問題」を解決! タイで使える3つの配送オプション
筆者(才田直人)が実際にタイで自転車旅を続けながら活用した宅配便の活用方法を、サービスの特徴や注意点を交えて紹介します。これを知れば、誰でもタイでのサイクリング旅を楽しめるはずです!

日本の郵便局と同じ「赤」が目印の「Thailand Post(タイランドポスト)」は、全国各地で見つけやすく、サービスの質も安定しています。初めての利用でも安心感があるので、迷ったらまず郵便局を選びましょう。
オレンジ色のロゴが目立つ「Kerry Express」は、タイを中心に500以上の宅配センターを持つ民間の大手宅配業者です。主要都市や町に営業所が多く、利便性が抜群です。
黄色い稲妻ロゴが印象的な「Flash Express」も「Kerry Express」と並ぶ大手で、こちらも町中でよく見かけるため、使いやすい選択肢のひとつです。
他にもいくつかの民間の会社が存在しますが、ここでは筆者がよく利用する「Thailand Post(郵便局)」を例に、荷物の送り方やポイントを解説します。
郵便局での配送、基本と注意点
荷物の配送には箱詰めが必須です。郵便局ではバックパックなどを持ち込むと、局員がその場でサイズに合った箱を選んでくれて、丁寧に梱包してくれます。箱代は30~50バーツ(約135~225円)程度で、いろいろなサイズの箱が揃っているので安心です。

料金の目安は、重さやサイズで変動しますが、届け日数の早いEMS(最速便)で配送した場合の料金の例は以下の通りです。
・機内持ち込み上限サイズのバックパック(10kg程度): 約200バーツ(約900円)
・小型の箱(2kg程度): 約100バーツ(約450円)
発送を依頼する際、英語を話せない局員もたくさんいるので、翻訳アプリを準備し、あらかじめ送り先住所やEMSで送りたいことを明確に伝えます。日本人であることを真っ先に伝えると、局員もそのつもりで接してくれるのでやり取りが円滑になります。
また、パスポートの提示を求められることがあるので、忘れずに携帯します。
便利な機能やサービスもあります。郵便局では荷物発送時のレシートに書かれているトラッキングナンバーを使って、公式サイトで荷物の現在地を確認できます。KerryやFlashにも専用アプリがあり、リアルタイムでの追跡が可能です。
宿泊先が未定の場合や、宿での受け取りが難しい場合には、郵便局留めが便利です。受け取り場所として最寄りの郵便局を指定し、自分で荷物を受け取りに行けます。全国の郵便局で利用可能なので、柔軟なプランニングができます。
トラブル回避のコツ
タイでは、ウェブやアプリに掲載されている営業時間や場所が実際と異なる場合があります。例えば「18:00まで」と書かれていたのに、行ってみると閉まっていたり、民間業者ではアプリで営業所が表示されていても実際には存在しないケースもあります。Google Mapの情報なども利用してダブルチェックしておくと、情報の信頼度が高まります。口コミが「0件」のGoogle Mapの情報を信じるのは最も危険なので注意しましょう。

また、祝日には多くの郵便局や店舗が閉まるので、事前にタイのカレンダーをチェックしておくことをオススメします。
営業時間の情報が不正確で郵便局が閉まっていても、閉店直後であれば裏口に回って対応してもらえたことがあります。諦めずに試してみましょう。
ちなみに、タイに限った話ではありませんが、貴重品や割れ物の配送は避けるのが無難です。筆者はこれまで、タイの郵便局で10回近く、Kerryで2回、Flashで1回荷物を送りましたが、幸いなことにトラブルに遭遇したことは一度もありません。
タイでの自転車旅は、配送サービスを活用して荷物を目的地に送ってしまえば、旅の自由度も行動力も格段に向上します。
長距離の自転車旅に身軽な装備で挑むことができれば、ストレスフリーでタイならではの自然や文化を存分に楽しむことができるのです。もしタイを自転車で巡る機会があれば、宅配サービスの活用も考えてみてはいかがでしょうか。
Writer: 才田直人
1985年生まれ。学生時代に通学用に購入したロードバイクをきっかけにトレーニングを開始。サイクルロードレースの全日本選手権参戦やフランスでの選手生活、国内での社会人兼選手生活を経て2023年に引退。日本だけでなく東南アジアなど自転車旅をこよなく愛し、現在はワーケーション自転車旅を続けている。専門的な知識と経験でTV出演やヒルクライムイベントのアテンド、講師なども務める。










