ATでも楽しい! 手軽にライディングを楽しめる大型バイク5選
現在、オートマチックトランスミッション(AT)を搭載したバイクが多数登場しています。そんな中で、クラッチ操作なしで気軽に乗ることができながら、ライディングの楽しさも損なわないAT仕様の大型バイクには、どのようなモデルがあるのでしょうか。
ATでも楽しめる? ライディングの楽しさを引き出す大型バイク5選
大型バイクといえば、クラッチ操作を駆使してギアを選択しながら走るマニュアルトランスミッション(MT)モデルのイメージが強いと思いますが、近年はオートマチックトランスミッション(以下、AT)を採用したモデルも増えています。
ATは、クラッチ操作が不要なことでツーリングや街乗りの際に快適性が向上し、より手軽にバイクを楽しめるのが特徴です。
しかし、クラッチ操作が不要=走りの楽しさが損なわれるという印象が未だ根強いのも事実です。
そんなAT仕様の大型バイクに現在、スポーツ性や快適性を兼ね備えたモデルが多数登場しており、システムの進化によってMTに匹敵するほどの走行性能が実現されています。
そこで今回は、ATを搭載しながらもライディングの楽しさを損なわない、大型バイク5車種をピックアップ。一体どのような特徴のバイクがラインナップされているのでしょうか。

●カワサキ「Ninja7 ハイブリッド」
カワサキ「Ninja 7 ハイブリッド」は、環境性能とパフォーマンスを両立した”ストロングハイブリッド”が採用されています。
ストロングハイブリッドとは、バイクに搭載されたエンジンとモーターがそれぞれの特性を活かして走行をサポートするシステムで、低速域では電動モーターのみで静かに走行することができ、ゼロエミッションでの走行が可能です。
さらに高速域ではエンジンのパワーを活かしながら、モーターが加速をアシストすることで、より力強い走りを実現。これにより、従来のガソリンエンジンのみのバイクよりもスムーズな加速と燃費性能の向上が期待できるというわけです。
また、ストロングハイブリッドの特徴として、エネルギーの回生機能が挙げられます。
ブレーキ時に発生するエネルギーを回収してバッテリーに蓄えることで、必要なときにモーターの動力として再利用する事が可能。これにより燃料消費を抑えつつ、より効率的な走行ができるようになります。
さらに完全に電動走行をおこなう「EVモード」、エンジンとモーターを組み合わせる「ハイブリッドモード」、そして最大限の加速性能を引き出す「e-ブースト」など、複数の走行モードも用意。
ハイブリッドならではの瞬発力のある加速性能のほか、ATであるにもかかわらず左手元のシフトセレクタでシフトチェンジも可能で、MT車のような感覚を味わえるのも、Ninja7 ハイブリッドの特徴です。

●ホンダ「NC750X DCT」
ホンダ「NC750X DCT」はツーリング性能を重視した1台で、ホンダ独自のデュアル・クラッチ・トランスミッション(以下、DCT)が採用されています。
そもそもATは変速機構が滑らかにつながっているため、ギアが切り替わる感覚がなく、アクセルを開けるだけでスムーズに加速することが可能な機構です。
快適性を重視し、シンプルな操作で気軽に乗れるのが魅力ですが、エンジンの力がダイレクトに伝わりにくいという特徴もあります。
一方のDCTは、その名の通り1速-3速-5速-発進用クラッチと、2速-4速-6速用クラッチという2つのクラッチ(デュアル クラッチ)を備えているのが特徴。ひとつのクラッチが動力をつなげている間に、次のクラッチが異なるギアの準備を行う仕組みで、ギアチェンジの際に素早くスムーズに変速する事ができ、エンジンの力が途切れにくいのがメリットです。
さらに、DCTはスポーツバイクやツアラー向けに開発されており、MTのようなダイレクトな走りが楽しめるだけでなく、クラッチ操作不要で渋滞時の負担が軽減されることも。
つまり、DCTは「スポーティな走りと快適性を両立した新しいしくみ」、ATは「スムーズで手軽に乗れるしくみ」と言えるでしょう。
そしてNC750X DCTはATモードとMTモードを使い分けることで、より上質で快適なライディングを楽しめるように設計。低重心設計により安定した走りが可能で、シート下には収納スペースも備えられているため、利便性の高さも魅力です。
●ホンダ「X-ADV」
ホンダ「X-ADV」もNC750X DCTと同様に、DCTを搭載したユニークなモデルです。スクーターの利便性とアドベンチャーバイクの走破性を兼ね備えたこのバイクは、街乗りからオフロードまで幅広く対応。
フロント17インチ、リア15インチのチューブレス仕様のスポークホイールとブロックパターンタイヤが装備され、未舗装路でも安定した走行が可能です。
DCTはAT限定免許で乗ることができ、スクーター感覚で楽しめる一方で、スロットルバイワイヤシステム(TBW)の搭載により本格的なライディング性能も両立。
後輪への駆動力レベルを、必要に応じて任意で選択できる「ホンダ セレクタブル トルク コントロール(HSTC)」も搭載されており、アクセル操作を補助しながら快適なライディングをサポートしてくれます。

●ヤマハ「TMAX560」
ヤマハ「TMAX560」は、ヤマハスポーツスクーターの代表的なモデルです。V-ベルト式無段変速によるスムーズな加速が特徴ですが、スポーツモードを選択することでよりダイナミックな走りを楽しむこともできます。
軽量なアルミフレームと高性能サスペンションにより、ハンドリング性能も高く、ツーリングだけでなくワインディング走行も存分に楽しめる仕様。
ちなみに、ヤマハの”オートマチック・スーパースポーツ”とも称されるTMAX560は、2025年2月28日に2025年モデルが発売された、注目度の高いバイクです。
●ホンダ「ゴールドウイング DCT」
ホンダ「ゴールドウイング DCT」は、ロングツーリング向けのプレミアムツアラーとして名高いバイク。大排気量エンジンと快適性を追求した装備が魅力です。
前述のNC750X DCTとX-ADV同様にDCTが採用されており、滑らかな変速を実現。さらに電子制御のサスペンションやクルーズコントロール機能も備えられており、長距離移動も快適にこなせます。
またバイクで唯一、水冷4ストローク水平対向6気筒が搭載されており、市街地はもちろんのことツーリングでもパワフルかつ安定したライディングが魅力的な1台です。
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これらのモデルの他にも、AT免許のみで運転できるバイクは数多くラインナップされており、それぞれメーカーごとに特徴があることがわかります。
たとえばDCTを搭載したホンダのモデルは、ATながらもマニュアル感覚の操作が可能で、よりライディングの楽しさを追求する事が可能。
ヤマハのモデルはCVTによる滑らかな加速を可能としながらも、スポーティな走りを楽しめる仕様。そしてカワサキのモデルは、ハイブリッド技術によって新たな走行感覚を提供する革新的なモデルです。
これからバイクを選ぶ際には、ATモデルの選択肢も視野に入れ、自分のライディングスタイルに合った1台を見つけてみてはいかがでしょうか。









