違反になる? バイクでササッと「コンビニワープ」 信号待ち回避で「時短」? SNS上で物議

SNS上で発信されるコメントの中には、バイクやクルマの危険運転や交通マナーに関する意見も少なくありません。「コンビニワープ」もそのひとつですが、どのような声が寄せられているのでしょうか。

目撃者から「危険」「やめて」の声多数

 SNS上では日々、多くのユーザーが自分の考えや体験を発信していますが、その中には趣味や日常生活に関するものだけでなく、交通に関する意見も少なくありません。

 とくにバイクやクルマの危険運転や交通マナーに関しては、多くの人が共感や批判の声を挙げており、物議を醸すことも多いようです。

 なかでも、信号待ちや渋滞を避ける目的で、コンビニエンスストアの駐車場を通り抜ける「コンビニワープ」もそのひとつです。時間を短縮できるように思えますが、実際には非常に危険を伴う行為とされています。

 駐車場は歩行者や自転車の出入りが多いだけでなく、クルマやバイクの駐車や発進も頻繁に発生する場所です。

 そこを通過点として利用することで、予期せぬ接触や事故につながるリスクが高まることは言うまでもありません。

 また、店舗を利用するために訪れている人からすると、近道として駐車場を抜けていく行為は危険なだけでなく、迷惑行為として受け止められることも少なくないようです。

 実際、SNS上では「コンビニワープするバイクを結構見かけるんだけど、いつか交通事故が起きるんじゃないかと怖い」、「コンビニ前の交差点で信号待ちしてたら、バイクがコンビニワープで信号無視していった。信号待てないような奴がバイクやクルマに乗るな」など、苦言を呈す声が多く見られます。

 なかには、「コンビニワープしてきた原付が、私の走る車線に入ってきて危うく轢きかけた」と、交通事故寸前を経験したユーザーもいるようです。

 さらに、「俺の中でバイクってかっこいい乗り物って認識だから、すり抜けとかコンビニワープみたいな余裕なさそうなかっこ悪いことはしたくない」と、ライダー視点からの意見も発信されています。

 コンビニワープは単なるマナー違反を超えて、ライダーとしての品格や安全意識にもかかわる問題として捉えられる場合もあるようです。

違反ではないが、リスクが多い

 とはいえ、コンビニワープ自体は、道路交通法で直接禁止されているわけではありません。しかし、いくつかの違反にあたる可能性をはらんでいます。

「コンビニワープ」は交差点にある駐車場を利用して赤信号を回避して左折する行為
「コンビニワープ」は交差点にある駐車場を利用して赤信号を回避して左折する行為

 まず挙げられるのが「歩道の一時停止違反」です。

 道路交通法第17条第2項では、駐車場や施設から歩道を横切って道路に進入する場合には、必ず一時停止をして安全を確認することが義務付けられています。

 渋滞や信号待ちを避けたい一心で、急いでコンビニの駐車場を通過しようとすると、この義務を怠ったと見なされ、違反に問われる可能性があります。

 そもそもコンビニの駐車場は、店舗利用者のために用意されたスペースです。買い物もせずに通過だけを目的とした行為は不法侵入と解釈され、「建造物侵入罪」にあたる可能性も否定できません。

※ ※ ※

 ほんのわずかな時間を短縮したいがためにリスクを背負うことになり、事故やトラブルを招くおそれがあるコンビニワープは避けるべき行為と言えるでしょう。

 SNS上で度々物議を醸していることから、周囲の通行人や車両にとって迷惑だと見られていることは間違いありません。またそれだけでなく、ライダー自身の安全にも関わります。

 日常的な運転の中で、じつは大して「時短」にもならないコンビニワープは、誰が見ても単なる「かっこ悪い行為」なのかもしれません。

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