ヤマハ「テネレ700」を往年の「XT600 Tenere」に!? フランス発・加工なしで装着できるカスタムパーツ登場
フランスのデザインハウス「Crispy Club」は、ヤマハのアドベンチャーモデル「Tenere(テネレ)700」をベースに同社がかつて製造していたビッグオフローダー「XT600 Tenere」のようなスタイルへとカスタムできる外装キット「Kit Tenere 700」の予約受付を開始しました。どのようなキットなのでしょうか。
往年のスタイルと現代の走行性を両立
フランスのデザインハウス「Crispy Club」は、ヤマハのアドベンチャーモデル「Tenere(テネレ)700」をベースに同社がかつて製造していたビッグオフローダー「XT600 Tenere」のようなスタイルへとカスタムできる外装キット「Kit Tenere 700」の予約受付を開始しました。

689ccの並列二気筒エンジンを搭載する「Tenere 700」は、1983年に登場した「XT600 Tenere(テネレ)」の血統を引き継ぐテネレ・シリーズ最新モデルで、厳しい条件下で行われるラリーで鍛え上げられた高い走行性能と信頼性を持つ車両として、欧州を中心に人気を博しているアドベンチャーモデルです。

Tenere 700用のカスタムキットを開発したCrispy Clubの本拠地であるフランスにおいては、1979年の初開催から2008年までアフリカ大陸を走る「パリ・ダカールラリー」が開催された歴史もあることから、アドベンチャーラリーカテゴリーのモータースポーツがMotoGPやル・マン24時間耐久などと肩を並べるほどの人気を誇っています。

Crispy Clubによるキットは80年代から90年代にかけてゴロワーズがスポンサーを務めたヤマハのレース用バイクを連想させるもので、長方形のLEDライトを内蔵したクラシックなマッドガード、フロントタンクスクープ、スピードメーターオフセットステー、ハイマッドガード、ハイフェンダーキットなどで構成されており、すべて無加工で装着可能となっています。

また、ゴロワーズカラーの「Heritage 1VJ」のほか、計4色のカラーで展開された「Painted Kit」、未加工の「Raw Parts」の3パターンが用意されています。

クラシカルな外観を現代的な走りと信頼性で楽しめるKit Tenere 700の価格は2400ユーロ(日本円で約31万円)からで、2019年から2021年までのすべてのTenere 700に装着可能となっています。