プロテクター入りの装備は多いけど!? 特に重視すべきなのはどこ?

バイクを安全に運転する上で、プロテクターの存在は欠かせません。警視庁のデータを参考にして、どの部位へのプロテクター着用が重要なのか確認してみましょう。

頭部の次に守るべき箇所は胸部!

 警視庁が発表したデータによると、2022年に起きたバイクの死亡事故において致命傷部位の割合は頭部45.0%、胸部が25.0%、腹部10.0%、頸部7.5%、腰部5.0%、全損5.0%、その他2.5%。また、2019年から2021年までの過去3年平均もまた1番は頭部、次いで、胸部、腹部の順です。

 ヘルメットの着用は道路交通法により定められていますが、現時点でその他の部位のプロテクターを装着することは義務ではなく、違反にもなりません。しかし、胸部や腹部をはじめその他の部位の傷も致命傷になりうることがデータからもわかります。

命を守るためには胸部プロテクターをはじめ、あらゆるプロテクターを着用することが大切
命を守るためには胸部プロテクターをはじめ、あらゆるプロテクターを着用することが大切

 当然ヘルメットの着用だけではバイクの死亡事故を防ぐことは難しく、命を守るためには胸部プロテクターをはじめ、あらゆるプロテクターを着用することが大切です。

 では、プロテクターを選ぶ上で特にどの部位を重視すればよいのでしょうか。

 前述のデータから判断すると、頭部の次に重視するところは、胸部、腹部と言えるでしょう。胸部や腹部には心臓や肺など重要な臓器があるため、警視庁も胸部プロテクターの着用を推奨しています。

 次に重視したいのは頸部です。首の怪我は命にかかわるだけでなく、麻痺や半身不随といった重い後遺症が残る可能性もゼロではありません。

 ちなみに首を守るものにはネックブレース(ネックプロテクター)と呼ばれるものがあります。しかし、バイクの走行において首の自由度はとても重要。合わないものや慣れないものを装着していると首の動きが妨げられ、逆に危険な事故を招いてしまう可能性もあるため、細心の注意が必要です。

 また、冒頭のデータでは致命傷部位として「背中」のデータが入っていないものの、背中も重視しておきたい部位として挙げられます。

脊髄は、首同様に損傷すると後遺症が残る可能性もあるので、脊椎プロテクター、バックプロテクターで保護するようにしましょう
脊髄は、首同様に損傷すると後遺症が残る可能性もあるので、脊椎プロテクター、バックプロテクターで保護するようにしましょう

 背中は胸部や腹部のように身体の中で大きな面積を占める上、脊髄が通っています。首同様に損傷すると後遺症が残る可能性もあるので、脊椎プロテクター、バックプロテクターで保護するようにしましょう。

 そして最後は、腰や肩、足や腕です。

 膝プロテクターや肘プロテクターなどそれぞれ専用のプロテクターがあるので、気になる部位に装着しましょう。また、足は転倒の際にバイクと道路の間に挟まれてしまうことがよくありますが、膝だけでなくすねまでカバーできるものもあります。

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