「パリのバイク街」にある『SHOEIギャラリー・パリ』訪問レポート。フランスの人気モデルに日本との違いはあるのか?

パリの駐輪場と、電動バイク事情

 さて、SHOEIギャラリー・パリを出て、もう少し、その周辺の雰囲気をお伝えしたいと思います。クチュリエさんは、パリのバイク事情についてこう語っていました。

道端で電動バイク「BMW C evolution」が充電中。同じBMWの「CE 04」が走っている姿も見かけた
道端で電動バイク「BMW C evolution」が充電中。同じBMWの「CE 04」が走っている姿も見かけた

「以前はこの店の前に、もっとたくさんのバイクが停まっていたんです。しかし、今は規制によって少なくなりました。今は、例えばお店の前ならバイクを停められますが、二輪の駐輪場を利用する場合は、お金を払わなければなりません。駐輪料金は、電動バイクの場合、少し安くなります」

 確かに、SHOEIギャラリー・パリ周辺は、バイクは多いものの、雑多に駐輪している印象はありませんでした。そして、歩いていると「電動バイクが多い」という印象を持ちました。

 道の脇に充電スポットがあることは、日本の首都圏でも珍しくはないでしょう。ただし、そこで電動バイクが充電している、と言ったらどうでしょうか。わたしの経験上、あまり無い光景だと思います。このエリアでは2台の電動バイクが充電しているのを見つけました(どちらも「BMW Cエボリューション」でした)。駐輪しているスクーターの中にも、ちらほらと電動バイクがありました。

グランド・アルメ通りの路面はタイル地。凱旋門の周りのラウンドアバウトも同じく
グランド・アルメ通りの路面はタイル地。凱旋門の周りのラウンドアバウトも同じく

 さらに、電動バイクメーカー、ゼロ・モーターサイクルスだけを扱うショップで店の方と話をしたところ、パリの電動バイク率は上がっており、フランスでは電動バイク購入時の助成金がある、ということでした。その後調べたところ、世帯収入によって助成金額は異なりますが、確かに、電気自動車(電動バイク)を購入する際の助成金があるようです。

 規制や助成金などによって、電動化が促進されているのかもしれません。そこが「パリのバイク街」だから、より際立ってこうしたバイク事情が見えたのかもしれませんが、そうした周辺状況もあわせて、SHOEIギャラリー・パリの訪問は興味深いものでした。

 SHOEIギャラリー・パリは、その店はもちろん、周辺エリアの雰囲気もバイク乗りにはたまらない、興味深い場所でした。ぜひ、パリ観光に行くバイク好きにおすすめしたいと思います。

 ちなみに、SHOEIギャラリー・パリで販売されているような海外向けヘルメットは、日本国内では使用できませんので、ご注意を……。

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Writer: 伊藤英里

モータースポーツジャーナリスト、ライター。主に二輪関連記事やレース記事を雑誌やウエブ媒体に寄稿している。小柄・ビギナーライダーに寄り添った二輪インプレッション記事を手掛けるほか、MotoGP、電動バイクレースMotoE取材に足を運ぶ。

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