the「燃費」250クラスと同じ車体に排気量倍の2気筒エンジン ホンダ「レブル500」の実力は!?
ホンダ「Rebel 500(レブル500)」は、2017年に新登場となった排気量471ccの直列2気筒エンジンを搭載するクルーザーモデルです。同時に発売された250ccクラスの「Rebel 250」と車体の多くを共用しています。その燃費を実走で計測してみました。
良質な和製クルーザー、楽しめるエンジン特性で気分上々
ホンダ「レブル500」は、兄弟モデル「レブル250」と共有した車体、外装を持ち、簡単に言えばエンジンだけ250ccクラスの水冷単気筒から、排気量471ccの水冷直列2気筒DOHC4バルブに載せ替えたバイク、ということになります。

車体の長さ、幅、高さやホイールベースなど、車体の各部サイズも250と同じ。シート高すら690mmで変わりません。車重は250が171kg(Sエディションは172kg)に対し、500は191kgと20kgほど重く、エンジン形状の違いなのか最低地上高は250よりも9mm低い125mmとなっています。
そうした前置きをしたところで、the「燃費」企画として気になるのは、やはりカタログ燃費データです。2人乗りでの60km/h定地燃費値は45km/lで、WMTC(クラス3-2)の燃費値が27.9km/lです。
「レブル250」と比較すると、60km/h定地燃費値が47km/lで、WMTC(クラス2-2)における燃費値が33.7km/lとなっています。
クラス3-2と2-2ではテスト速度が異なるので同じ土俵では比較出来ません。では同系の400ccエンジンを搭載する「CBR400R」、「NX400」の燃費値とではどうでしょうか。

2モデルに搭載される直列2気筒エンジンは「レブル500」と兄弟関係にあり、最高出力は34kWと同じ、最大トルクは500が43N.mに対して38N.mとなっています。
車重は「CBR400R」と「レブル500」が191kgで同じ。「NX400」は196kgと5kg重くなっています。面白いのはその燃費値で、「CBR400R」、「NX400」の60km/h定地燃費値は41km/l、WMTCの燃費値は3機種ともクラス3-2なのでまったく同一のテストサイクルで計測しています。その燃費値が28.1km/lと、定地燃費値では500がリードし、WMTCの同じテストサイクルでその差は0.2km/lだけ400がリードするという状況で、実走燃費計測のthe「燃費」では面白い結果が出るかも……とワクワクしてきます。
the「燃費」では、毎回同じルートを実走して燃費を計測しています。交通の流れに合わせたペースで走行し、休日のグループツーリングなどを想定して市街地、高速道路、ツーリング路と走行シーンは様々です。
テスト時によって交通量は変わりますが、基本的に同じルートなため過去の記事で気になるバイクと比較することも可能です。記事内の距離、燃費データは車載のトリップメーター、計測区間で記録した平均燃費の値を紹介しています。
市街地で大健闘、エンジン特性が好結果に
the「燃費」の市街地燃費計測ルートは次のとおりです。都内外苑周辺をスタートし、青山一丁目交差点で国道246号へ。赤坂、皇居方向へ走り、途中で丸の内のオフィス街を巡り、銀座、晴海、豊洲を抜け、直進して国道357号の東雲付近までを走る12.4kmです。
片側3車線以上の大通りが多く、横断歩道の幅も広く、右折信号があるため赤信号では停止時間も長い印象です。今回の走行時間はおよそ38分。停止時間や交通量の多さからペースはゆったり目でした。
走り始めて流れに乗ると、みるみる燃費計の数値が伸びていきます。「レブル500」は低回転からスムーズで頼もしいトルクがあり、早めのシフトアップをしてもクルーザー風味な走りでも気持ち良く走れます。その特性が渋滞路でも生きたのか、丸の内から銀座、晴海までの交通量が多いエリアを抜け、豊洲あたりから一定スピードで走ると燃費が伸び、最終的に12.4kmを走行して31.5km/lをマーク。回さなくてもグググッと走る500のエンジン特性が好結果に貢献したようです。
回転数を増すと、意外に伸びず
高速道路計測は、東京湾アクアライン連絡道の「木更津金田IC」から館山道「富浦IC」まで、南下ルート区間の54.2kmで行ないます。いままではそれに加えて館山自動車道「富津中央IC」からアクア連絡道「木更津金田IC」までの北上ルート区間およそ25kmでも計測するのですが、「富津中央IC」が「ETC専用」となったため、南に向かう区間のみでの計測となりました。

アクア連絡道の制限速度は80km/hです。木更津JCTで館山道に流入してから「富津中央IC」先までは100km/h制限となり、その後、対向2車線になると80km/h、70km/hと制限速度が変化します。
アクア連絡道は緩やかなものの、館山道はアップダウンの連続となり、速度は高くなくとも平坦な高速道路と比較すると平均燃費計もアップダウンすることが分かります。
市街地燃費から想像して軽く38km/l、上手くいけば40km/lくらいでは……と思ったものの、エンジン回転数が上がる領域を連続で使う高速道路では意外と伸びません。上りでパワーを使うこと、ライディングフォームから想像して空気抵抗も少なくないように思います。
常に80km/h程度で走りたい気分ですが、いつものように流れに合わせて100km/h区間を走ります。下りで稼いだ燃費値は登りで吐き出すカタチで進み、それでも後半、制限速度が低くなるあたりで燃費値が伸び始め、最終的に32.2km/lで高速道路を降りることに。











